ポスティングは、ただポストに投函すればよいというイメージがありますが、効果的な宣伝・集客を考えると、住民にチラシを見ていただけるポスティングをする必要があります。
本記事では「ポスティングのコツ8選」について詳しく解説していきます。チラシを効率よく配る効果的な宣伝・集客のポイントに関心があれば、ぜひ参考にしてください。
ポスティングのコツ8選
効率よく早く配布するのが、ポスティングをするうえで大切ですが、具体的にどうすればよいのでしょうか。以下の8つのコツをまとめました。
店舗の近くから配布する
ポスティングをするコツとして、店舗の近くから配布しましょう。店舗の近くから配布をした方が住人から顔を覚えてもらいやすく、近くにお店ができることを知って、お店を利用するイメージを持っていただけます。
また、商圏を意識してポスティングをしましょう。商圏は、一次商圏・二次商圏・三次商圏と区切られていますが、毎日でも来店可能な距離にいる顧客が一次商圏です。そのため、一次商圏に住む住民を優先してチラシを配布していくとよいでしょう。
ターゲットを絞り込む
新規顧客獲得には、市場調査が必要不可欠です。大まかなエリア指定でのポスティングは、大量の印刷物と人件費を必要としますが、需要と供給がマッチした的確なポスティングであれば、少額の広告費でも効果的な集客が見込めるでしょう。
具体的には、町丁名単位でターゲットを絞り込んだポスティングが有効です。前項でも触れた商圏に対する意識を含め、当該エリアの住民の需要を調査しましょう。
調査結果は、自店舗のターゲット層と照らし合わせて、効率のよいポスティングの判断材料に用います。こうした、最小限のコストで最大限の効果を上げる工夫の積み重ねが重要です。
調査型配布と訪問型配布を使い分ける
ポスティングには、居住人数などの具体的なデータをもとにした調査型配布と、事業所に訪れる客層へ向けた訪問型配布があります。
調査型配布の例を挙げましょう。たとえばピザ屋のチラシであれば、高齢の単身者が多く居住しているエリアより、ファミリー層や若者が多く暮らすエリアへポスティングを行った方が、需要にマッチしやすいといえます。
訪問型配布は、すでに継続的な利用者がいる他店や施設に販促物を置いてもらう方法です。たとえば、近隣の雑貨屋にカフェのチラシを置いてもらうなど、自店舗を利用しやすいシーンと客層を考慮して行うと効果的です。
こうしたデータを揃えるのは容易ではありませんが、そのぶん大きな集客効果を期待できます。自店舗の人員での調査が難しければ、ノウハウを蓄えたポスティング専門業者へ依頼するのも有効な手段でしょう。
一筆書きを意識する
ポスティングをする際には、同じ道を通らず、できる限り余計な移動を少なくするとよいです。一筆書きを意識したルートで回りましょう。あらかじめ、地図を用いてチラシを配布する順番を記入していけば、二重投函や投函漏れを防げます。
また、住宅が密集している場所を見つけて、一度に大量の枚数を配布できますので、配布時間を短縮できます。地図を用意して、どの順番に配布すると効率的なのか考えてポスティングをしましょう。
自転車やバイクを利用する
チラシを配布する場所を考えて、自転車やバイクを利用するとよいでしょう。徒歩でチラシを配る場合と比較すると、自転車やバイクは移動時間を短縮できて、多くのチラシを持っていくことができます。
住宅が密集していて歩いて配った方がよい場所は、徒歩でも大丈夫ですが、チラシを配る場所が広範囲に渡るならば、自転車かバイクの方が適しています。
自転車やバイクを利用してポスティングをするならば、駐車できる場所が必要になってきますので探しておきましょう。移動する距離が長い、大きな荷物がある場合は、自転車やバイクを利用しましょう。
最適なバッグを選ぶ
効率的にポスティングをするには、両手が塞がらないようなリュックサックや斜めがけできるバッグがおすすめです。片方の手で地図を持って、もういっぽうの手でチラシを持って投函するとスムーズにポスティングができるほか、自転車を使用してのポスティングでも安全です。
また、バッグの開口部が広く、チラシや地図が取り出しやすいタイプのバッグもおすすめです。どれくらいの量のチラシを配布するのか考えて、最適なバッグを選択していきましょう。
便利グッズを活用する
ポスティングをするコツとして、便利なグッズを活用する方法があります。素手でチラシを配ろうとするとつるつるして滑りやすく、チラシを配りにくいでしょう。
指サックやゴム付き手袋を使用すれば、配りやすくなるだけでなく、チラシで手を切ってしまう怪我を防げます。チラシを扱いやすくなれば、配布するスピードが上がり、ポスティングを早めに終えられます。
ポスティングの最中に、雨が降ってきてチラシが濡れてしまう可能性があるため、タオルやビニール袋を用意しておくと、安心してポストに投函できるでしょう。
チラシ以外の配布物も試してみる
うちわやティッシュなど、特別販促物を用いたポスティングも効果的です。通常のチラシは低コストで配布できますが、同日に投函されたほかのチラシと混ざりやすく、まとめて処分されてしまうおそれがあります。
ポスティングの効果を上げるには、まず内容に目を通してもらわなければなりません。そのためには、手に取った時点で、いち早く有用性を感じられる工夫があるとよいでしょう。
うちわやティッシュは、そうした有用性を販促物に持たせられる代表的なアイテムです。利用者目線から見ても実用的な販促物には、他店より優れた心遣いを演出する効果もあり、差別化も図れます。
また、ターゲットが特別販促物を使用するたびに広告を目にするため、印象にも強く残りやすいでしょう。一般的なチラシと異なり、ターゲットが外へ持ち出して使用するケースも考えられるため、配布先以外の人が販促物を見てくれる可能性もあります。
ポスティングする際の服装と持ち物
ポスティングをするときには、動きやすい服装と歩きやすいスニーカーを用意しましょう。動きやすい格好でポスティングをしないと、スムーズに進まず時間ばかりかかってしまいます。ポロシャツとチノパンなど、シンプルで清潔感のある服装にするとよいです。
歩き回っていると汗をかくので、タオルの準備や水分補給として飲み物が必要です。また、雨に備えて、雨具や折り畳み傘を持っていきましょう。激しく雨が降っていると、チラシをビニールに包んでいても濡れてしまう可能性があります。
チラシが濡れた状態でポストに投函してしまうと、住人から苦情が発生します。雨の日には、無理にポスティングをしない方がよいといえるでしょう。
ポスティングする際の注意点
クレームにならないようにするには、以下の注意点が必要です。
ドアや窓に挟まない
ポスティングをする場所が見つからないときや、郵便物がたくさん入っていてポスティングができない場合でもチラシをドアや窓に挟まないようにしましょう。
強い風が吹いていれば、チラシがどこかへ飛んでいってしまい、結果的にチラシは見られずに終わります。また、住人がドアを開けた際にチラシが落ちることが考えられるため、迷惑がかかってしまいます。
億劫を理由にドアや窓に挟んでしまうと、後からクレームになりますので注意が必要でしょう。
無理やりポストの中に押し込まない
チラシをポスティングする際、チラシがいっぱい入っているのに、無理やりポストの中に押し込まないようにしましょう。
無理やりポストにチラシを投函してはみ出していれば、雨が降った時に濡れてしまうばかりか、ポストの中に入っている大事な郵便物も一緒に濡れてしまうでしょう。
結果的に、濡れてしまったチラシは読まれずに捨てられてしまいます。クレームにもなりますので、大事な郵便物を無理やりポストの中に押し込まないようにしましょう。
ポスティングの後は効果測定を
次回のポスティングに活かすためにも、ポスティング後に効果測定を行いましょう。ポスティングには、下記の5つの効果測定方法があります。
・来店したお客様にアンケートをとる
・配布するチラシにクーポンをつける
・接客時や予約の際に顧客に確認する
・チラシ用のランディングページを用意する
・チラシに電話番号を設ける
チラシを配布した記録をとり、住人からの反応はよかったのか確認をしましょう。改善を何もせずに同じエリアに同じような配布の仕方をしてしまうと、ポスティングの成果が出ません。
過去のデータを比較して、今後どのようにポスティングをすればよいのか考えるとよいです。もし、住人からの反応が悪かった場合は、ポスティング範囲などを考え直す必要があるでしょう。
もし上記すべてを試しても思ったほどの効果が得られないときは、ポスティング専門業者に相談するのもよいでしょう。
ポスティングのプロ「ポスメディア」の対応エリアはこちらからご確認ください。
まとめ
本記事では、効果的なポスティング術について解説しました。ポスティングは、投函したチラシを見ていただける時間帯がいつなのかを考えるのが重要です。
12時から17時頃に主婦が関心を持つチラシを投函すると、主婦の方に見ていただける可能性が高まります。大変な思いをしてポスティングをしたのにチラシを見ていただけなければ、宣伝効果や集客につながらず、意味がなくなってしまいます。
住人がチラシを見て関心を持つのをゴールと考え、効率のよいポスティングを行うことが重要です。少ない費用でターゲットを絞り込み、効果的に集客をしたい場合は、ポスティングのプロであるポスメディアに相談しましょう。