チラシ作成でおすすめのフォントは?選び方や使い方も解説2023.04.19

チラシを作成する際、どんなフォントを使えばよいか分からないときはありませんか?フォントの選び方や使い方は、チラシ自体の内容や読み手に配慮することが重要です。

今回は、フォントの選び方や使い方について具体的に解説します。効果的なフォントを知りたい人だけでなく、読み手に配慮したチラシ作成を心がけたい人にもおすすめの内容です。この記事をお読みいただき、チラシ作成の手助けとしてぜひお役立てください。

チラシ作成でおすすめのフォント

フォントはとても種類が豊富なため、最初はどのフォントを使えばよいか迷ってしまうでしょう。

どのフォントを使うか決めるには、ひとつひとつのフォントの特徴を把握すると選びやすいです。また、フォントごとに視認性も異なるため、文章の長さによって適したフォントが変わってきます。

今回は、定番のものから少し個性的なものまでご紹介します。最適なフォントはどれなのか、作成検討しているものを想像しながらご覧ください。

ゴシック体

ゴシック体は、癖のないシンプルな見た目をしている定番のフォントです。文字の太さが均等なため視認性が高く、とくにチラシや広告、Webサイトでの使用に適しています。長文には適していないため、文章は短文にすることを心がけましょう。

コンテンツ内では力強く、スタイリッシュな印象を与えるため、タイトルや見出しによく使われます。いっぽう、丸ゴシック体を用いると、角がない分やわらかい印象を与えます。

明朝体

明朝体はフォント自体にメリハリがあり、上品で高級な印象を与えます。可読性が高く、長い文章の多い書籍や新聞などの紙媒体によく利用されます。また、女性的な印象も与えるため、女性向けのサービスや商品をチラシで宣伝する場合に最適です。

視認性はゴシック体に比べて劣りますが、インパクトのある明朝体(例:マティスEB)を用いると、強いメッセージ性を出せます。

筆書体

筆書体は、その名のとおり筆で書いたような印象を与え、伝統的で優美さを感じさせます。繊細な作りをしているため、文字サイズの縮小や、連続で用いると読みにくさを感じる場合もあるので注意しましょう。

タイトルなど、強調したい部分で用いるとインパクトを与えます。和風のものやサービスに用いると、宣伝とともに、コンセプトに合った雰囲気を提供できるでしょう。

闘龍書体

闘龍書体も、文字どおり「闘争心あふれた龍が、空を舞うさま」をモチーフにされているフォントです。

見にくさを感じることは少なく、男らしく力強い印象を与えるため、強調したい部分に用いると効果的です。たとえば、居酒屋でのおすすめメニューや看板などによく使用されます。

大人気アニメの作中にも使用されたフォントであり、書体自体が、鹿児島県さつま町のふるさと納税の返礼品となっています。

白舟髭隷

白舟髭隷は、筆特有の味が存分に活かされているフォントです。筆のカスレがところどころで見受けられ、ハネのある漢字であれば躍動感を感じさせるでしょう。別名「お祭りフォント」とも呼ばれ、レトロ感と祭りの賑やかさを彷彿とさせます。

また、季節を問わず、居酒屋のメニューにも使いやすいでしょう。高級店よりも、大衆居酒屋の雰囲気にマッチするのではないでしょうか。

手書きフォント

「手書きフォント」とは、文字どおり手書きで描いたような雰囲気があり、個性的でやわらかい印象を与えるものが多いです。

種類がとても豊富なので、コンテンツの雰囲気により合わせたフォントを使いたいと思っている場合に役立つでしょう。

主な種類は以下のとおりです。
●きなりゴシック:繊細で優しい印象を与える。フォント自体が非常に華奢。
●しろくまフォント:しろくまの肉球をモチーフに作られたフォント。女性向けの商品やサービスの宣伝に向いている。
●バナナスリップ:極太のゴシック体なのに、堅苦しさを感じさせない。活用すると、ポップさやインパクトを与える。

フォントによって使用可能範囲が異なるため、使う前に規約をしっかり確認しましょう。

チラシ作成に効果的なフォント選び方

使うフォントは、チラシの雰囲気にマッチしているものを選びましょう。そのためには、作成するチラシの内容を分析しなければなりません。今回は、チラシを作る目的と与えたい印象にフォーカスし、解説します。

どのような目的があるのか

チラシを作る目的を明確にし、その後は細分化しながらフォントを決めましょう。たとえば、居酒屋を宣伝するためのチラシを作成する場合、目的を「新規顧客の獲得」とします。

その後、獲得したいターゲットを定めましょう。30〜40代のサラリーマンであれば、適しているフォントは男性的で力強いゴシック体や闘龍書体などと、フォントを絞れるようになります。

いっぽう、ターゲットが女性の場合は、柔らかな印象の明朝体や手書きフォントが適しているでしょう。

どのような印象を与えたいのか

与えたい印象につなげるためには、チラシの内容にマッチしたものを分析しながらフォントを選びましょう。

前述のとおり「30〜40代のサラリーマンをターゲットにした居酒屋」を例に挙げましょう。与えたい印象を分析するために、提供している料理のジャンルを掘り下げます。ここでは「和食」が中心になっているとしましょう。

上記をまとめると「提供している料理が和食かつターゲットが男性」なので、闘龍書体や白舟髭隷が印象としてマッチします。文字自体を太くした明朝体とも相性がいいです。

チラシ作成で覚えておきたいフォントの使い方

フォントを選んだあとは、ただそのフォントを用いて文章を書いていくだけでなく、読み手に配慮した工夫をしなければなりません。

今からお伝えする4点は、伝えたいことや読みやすさに配慮したフォントの使い方です。チラシ作成で達成したい目標へつなげるために、ぜひ実行してみてください。

重要な部分は目立たせる

チラシ内で重要な部分は、工夫してフォントを目立たせましょう。チラシに掲載できる文量には限りがあるためです。

たとえば、新しくオープンさせる居酒屋の宣伝用チラシを作る場合、おすすめしたい料理は目立たせたいと考えるでしょう。

目立たせる方法としては、まずフォントを拡大させます。その後は、バランスを見ながら、主に下記3点のいずれかを取り入れましょう。

●通常時とは異なるフォントを使う
●文字自体に色をつける
●枠で囲う

背景に色を取り入れる場合や、色がついた用紙を使う場合は、色同士の相性も大事になります。

利用するフォントを統一する

フォントはできる限り統一し、最大2種類に留めましょう。あまりにも多くのフォントを使ってしまうと、統一感がなくなり、見にくくなってしまいます。

たとえば、ある美容室の宣伝用チラシに、ゴシック体と筆書体を1つのチラシ内で使うとします。そうなると、2種類のフォントの異なる雰囲気が混合し、まとまりがないように見えてしまうでしょう。

美容室であれば、一般的にスタイリッシュな雰囲気のお店が多いため、ゴシック体とそれに近いフォントで作成するとよいです。チラシを見る側の立場になって、見やすさやバランスに配慮したチラシ作成を心がけましょう。

小さい文字は太さに気を付ける

フォントによっては、小さいと文字がつぶれて見えてしまうため、太さには注意が必要です。明朝体は比較的小さくても読みやすいフォントなので、取り入れやすそうであれば工夫して使いましょう。

基本的にはチラシの雰囲気をもとにフォントを選びますが、どうしてもつぶれやすいフォントを選ぶことが必要な場合もあります。その場合は、文字の大きさに注意しましょう。

配置の仕方を工夫する

読み手になるべく負担をかけないために、イラストや文字の配置には工夫しましょう。横書きの場合、一番伝えたいことはなるべく左上に配置するのがベストです。

中央に寄せると、読み手は目を中央まで運ぶ必要があり、それが負担へとつながってしまいます。目への負担は、チラシの内容を把握する妨げになる場合もあります。

配置以外に、文字間と行間にも気をつけましょう。文字間と行間を詰めすぎたり空けすぎたりすると、かえって読みづらい印象を与えてしまいます。

チラシ作成で気をつけるべきフォントの注意点

チラシ作成に使うフォントにも、やはり注意点があります。注意点を把握しないままチラシ作成をしてしまうと、デザイン性に欠けたチラシができあがってしまいます。マイナスなイメージを持たれないためにも、下記3点の注意点をしっかり把握しましょう。

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使わないほうがよいフォントも存在する

多数あるフォントの中でも「創英角ポップ体」を使うのは極力避けましょう。名前のとおり、ポップな印象を与え、落ち着いた雰囲気のあるものを宣伝したい際には適していません。

また、文字自体の統一感があまりないため、目には負担を感じさせやすいです。まずは、明朝体かゴシック体、どちらかに絞って検討するとよいでしょう。

余計な装飾の使用は避ける

強調したい文章がある場合、余計な装飾は使わないようにしましょう。かえって読みづらくなり、読み手には逆効果です。また、デザイン性を損ねてしまい、安っぽい印象を与えてしまいます。

代表的な避けたほうがよい装飾としては、エフェクトや文字のふち取りです。読みやすさを意識したうえで、文字の大きさやフォント自体の色などで強調しましょう。

文字の縦横比は変えないようにする

各文字の最適な縦横比は、そのまま使用する場合です。したがって、文字の縦横比を変えてしまうと、文字自体や隣の字とのバランスがおかしくなり、かえって読みづらくなってしまいます。

チープな印象を与えてしまうこともあるため、文字の縦横比は変えずにチラシを作成しましょう。

まとめ

今回は、チラシ作成におすすめのフォントや選び方などについてご紹介しました。ターゲットやチラシで宣伝するものの雰囲気などを考慮し、読み手に寄り添ったフォント選びが重要です。

また、チラシを作成した後は、配布方法も検討が必要です。費用や配布する地域などを設定し、効果的な配布方法を模索しなければなりません。その場合、プロへ依頼する方法がおすすめです。

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