売り上げや集客を伸ばす方法として、チラシが挙げられます。Web広告やメディア運用の手間が省け、簡単に準備できる手段として活用されることが多いです。しかし、単にチラシをつくれば効果が得られるわけではありません。 確実に集客を伸ばすためには、ターゲットの興味や関心を引き出す効果的なデザインや色を採用する必要があります。本記事では、チラシのメリットや集客の効果測定の方法などを紹介します。
チラシ集客の効果とメリット
チラシは、Web広告と比べると導入する手間が省けるといったメリットがあります。また、地域や情報を届けたい層など、特定のターゲットに宣伝できる手法の1つです。 チラシでの集客を目指している企業は、まずはさまざまなメリットや効果を把握したうえで導入を検討するといいでしょう。
狙った地域で商品(サービス)を宣伝できる
チラシは、新聞広告に挟む折込チラシやポスティングなどで配布されるケースが多く、特定の地域で情報の認知を行えます。特に近所や地域特化型の店舗などを運営する企業は、狙いとなる地域への宣伝に特化できます。 チラシを地域に集中して配布する際に、配布するエリアの人口や世帯数を考慮し、適切な距離設定を行うことが重要です。一般的には、配布するチラシの枚数に対応した世帯数のエリアを設定します。
たとえば、1,000枚のチラシを配布する場合、最低でも1,250世帯のエリアを設定すると効果的です。また、集客力に影響を与える要素として、住民の属性や立地なども把握しましょう。
読み返すことができる
Web広告は一度表示されたあとに消えてしまうため、読み返せないというデメリットがあります。一方で、チラシは実物の広告媒体であるため、必要に応じて保管してあとで何度でも読み返せます。 特に、セールやイベントなどのお得な情報は保存率が高いとされており、Web広告と比べて情報の定着率はぐんと上がるでしょう。チラシは、顧客にとってメリットとなるような情報を記載することで、効果を期待できます。
読み手に直接情報を届けられる
チラシは読み手に直接情報を届けられます。新聞折込チラシは、読者の手元に直接届くことで消費行動に直結しやすいとされており、即効性のある販売販促の手法です。 また、ポスティングもチラシを直接受け取る広告手法となります。ポスティングは、一定のエリアの各家庭に直接チラシを投函する方法であり、配布日時を指定できません。そのため、特定のタイミングでチラシを配布したい場合に適しています。
折り込みチラシは、新聞などの定期配布物にチラシが折り込まれる広告形態であり、配布地域や曜日ごとに特徴が異なります。ターゲットに合ったタイミングで配布することが重要です。また、イベント開催やブース出展など、自社または他社のイベントに出展してチラシ配布を行う方法もあります。
事前に印刷のスケジュールや配布日を把握し、読み手がチラシを受け取って来店するまでの日程を逆算するとよいでしょう。印刷を依頼する際は、印刷業者のスケジュールを確認してください。
ポスティングと折込チラシの違いは?
ポスティングは、チラシや広告をポストに投函することを指し、一般的には集合住宅のポストに投函することが多いです。折込チラシは、新聞などと一緒に折り込まれて配布されます。 それぞれの違いを、以下の表でまとめました。
| ポスティング | 折込チラシ | |
|---|---|---|
| 目的 | 特定のエリアやターゲット層に効果的に訴求したい場合に適している。 | 新聞購読層にスピーディーに訴求できる。 |
| 媒体形式 | チラシやパンフレット、情報誌など単体(投函できるもの) | 一般的な厚さのチラシ。新聞などに挟まれて配布される。 |
| 配布方法 | 個人宅や法人のポストに直接投函。 | 新聞を取っている世帯に新聞と一緒に配布。 |
| 配布場所 | 全世帯 | 新聞を購読している世帯 |
| 読者層 | 配布先のエリアの住民 | 新聞を購読するファミリー層や高齢者。世帯年収はやや高め。 |
| 配布期間 | 通常、週末や休日など、家庭にいる時間が多い時期に配布されることが多い。 | 新聞の発行日に合わせて配布されることが一般的。多くの場合、週末や特定の曜日に新聞が配布されるため、そのタイミングに合わせて折込チラシも配布される。 |
| セグメント | 丁目単位で可能。 | ターゲットを選別して配布できない。 |
| 配布スピード | 枚数や業者によって異なる。 | 比較的早いタイミングで配布される。 |
| 配布可能なもの | ポストに入るサイズであれば、チラシでも雑誌でも可能。 | 印刷したチラシのみ |
| コスト | A4~B4サイズ:4~8円 ※配布エリアや配布部数によって異なる | B4サイズ:3~610円/1枚 ※サイズ、紙の厚さ、配布エリアによって異なる |
チラシの効果を高めるポイントは?
実際にチラシを導入するにあたって、集客効果を高めるポイントを紹介します。以下の4つのポイントを意識することで、効率よくアピールしていけるでしょう。
ターゲット層・配布の地域を明確にする
チラシの効果を高めるには、ターゲット層や配布する地域を決めましょう。ターゲット層に合わせた内容やデザインを考えるためには、性別、地域、年齢、趣味、関心事など、事細かに調べます。 たとえば、30代のビジネスマンに訴求する場合は、ビジネスマンの行動範囲に合ったエリアのオフィス街などへの配布が効果的です。また、ビジネスにマッチするように、プロフェッショナルなイメージを演出するフォントやカラー、デザインを使用します。
配布に適切なエリアを選定するには、顧客データや市場調査を活用して、ターゲットの多い居住エリアや活動エリアを特定することが大切です。
デザインを重視する
日々多くのチラシが配布されるため、顧客の目を引くデザインや内容でないと見てもらえません。チラシにおけるデザインの要素は、レイアウトや配色、フォントなどが挙げられます。配色は、ポジティブなイメージとネガティブなイメージがあり、顧客によって異なるため注意が必要です。 また、チラシのデザインを決める際は、ターゲットとのマッチングやプロスペクト理論なども考慮することが重要です。プロスペクト理論とは、不確実な状況下での意思決定を説明する理論であり、マーケティングでも活用されています。
具体的な事例としては、期間限定キャンペーンや無料・割引キャンペーンなどが挙げられます。さらに、デザインを制作する過程では「Z型」「N型」を用いることが一般的であり、人間の目の動きに基づいて設計されたレイアウトを採用することで、顧客の視線を効果的に誘導できます。 「Z型」は、ユーザーの視線が左上から始まり、右上へ移動し、その後左下へ、最後に右下へと移動するパターンです。最終的に視線が右下に止まるため、このエリアに訴求すべきポイントを取り入れることでユーザーの行動を促せます。
一方で「N型」は、ユーザーの視線が右上から始まり、右下へ移動し、その後左上へ、最後に左下へと移動するパターンです。主に紙媒体に見られる視線の動きであり、Webやアプリではあまり見られません。これらの特徴を踏まえて、デザインを考えてみることが大切です。
クーポン(引換券)や二次元コードを載せる
チラシにクーポンや引換券、二次元コードを載せることも効果的です。クーポンは飲食店や小売店、サービス業などが顧客に対して販売促進を行うための有効なツールです。集客力を高めるツールとして活用されています。 特に、申し込みやお問い合わせ、商品の注文などは二次元コードを導入するとよいでしょう。二次元コードは、顧客の数が測定しやすくなります。
チラシの効果測定を実施する
チラシを配布するだけでなく、配布する前後でどれだけ集客を得たのか、売り上げにつながったのかを調べる効果測定を行いましょう。 効果測定は、配布したチラシの反応率や費用対効果を把握し、マーケティング戦略の改善につなげられます。チラシの効果測定方法は、アンケートの実施や反応率の計算、QRコードの活用などさまざまです。
特に用いられる効果測定方法について、以下で紹介します。
チラシの効果を測定する方法は?
チラシの効果を測定するには、反響率を導き出す必要があります。反響率の活用方法、計算方法についてくわしくみていきましょう。
チラシの効果測定には反響率を算出する
反響率とは、特定の広告や宣伝物に対する顧客の反応の割合を示すものです。つまり、配布したチラシの枚数に対して、どのくらい反響があったかという割合を示すものとなります。 商品やサービスの購入、問い合わせ、来店・来場などの割合を導き出すことで、効果を測ることが可能です。
反響率の算出方法
反響率は、以下の計算式で導きます。
反響率(%)=反響数÷配布したチラシの枚数×100
反響数は、チラシに対する顧客の具体的な反応数を指します。たとえば、チラシに記載された特定のクーポンコードを使用した顧客数などです。次に、反響数を配布したチラシの枚数で割り、結果に100を掛けてパーセンテージで表します。
チラシの反響率は0.01~0.3%
一般的なチラシの反響率は0.01~0.3%です。チラシの平均的な反響率は、配布枚数に対してターゲットが反応する割合を示すものであり、10,000枚配布した際には1~30人が反応するとされています。 業種や商品サービスの価格帯やチラシのデザインなどによって反響率は変動するため、あくまで目安として考えておきましょう。
| チラシの配布数 | 反響率0.01%の反響数 | 反響率0.3%の反響数 |
|---|---|---|
| 5,000枚 | 0.5人 | 15人 |
| 10,000枚 | 1人 | 30人 |
| 50,000枚 | 5人 | 150人 |
| 100,000枚 | 10人 | 300人 |
チラシの効果を測定する期間は?
チラシの効果を測定する期間は、一般的には最低でも2週間ほど様子をみることが推奨されています。チラシは、配布してから集客の効果が現れるまでの期間が比較的短く、即効性のある広告手段なものの、効果が現れるまでに日数を要する場合もあります。 セールやキャンペーンといった期間限定のものは、期間が終了した時点で期間を限定しないものは2週間ほど明けたうえで測定するとよいでしょう。
こちらの記事では、チラシ作成のフォントについて解説しています。選び方やおすすめのフォントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
チラシは、Web広告と比べて気軽に導入できます。しかし、ターゲットに合わせた内容やデザインを活用しなければ、効果は得られません。また、チラシを配布したあとの効果測定も大切です。 ポスメディアでは、自社のサービスや商品を宣伝する際の適切な配布方法を提案します。お客様の予算に合わせて、宣伝効果の高いエリアを分析するため、集客アップが期待できます。まずは相談からしたいという方も大歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。













